Column / コラム


●被災地ボランティアについて ~ボランティアに行こう!~ ●


震災から100日以上が経ちました。


色々な事を感じ・考え・行動していると事と思います。

私たちに出来る小さな事の積み重ね
今だけではなく、続けて行くこと、忘れてしまわないことが大切だと思います。

そんな小さな一つとして被災地ボランティアというものがあります。

ボランティアをやりたくても、何かできる?どこで?期間は?服装は?危険は?
など、いろいろな疑問もあると思います。

私が参加してきた事を少し書きます。




まず初めに、現地の方が話されていた事です。

「今日見たこと、やったことを是非周りの仲間に話してください。
被災地は、まだまだ沢山の方たちの力を必要としている現状を知ってもらいたい。」




今回、私が利用したのが「ボランティアバスツアー」。 結構いろいろ情報が充実しています。

東京発もありますが、年齢を考えるとさすがに夜行バスは体に堪えそうなので
現地発着の日帰りツアーを利用しました。


ある週末の日程を紹介します。
◇土曜日、午前中まで仕事、夕方発の新幹線で仙台へ。
◇夜は牛タン食べて飲んで、駅近くのホテルへ宿泊。
◇翌朝、仙台駅7時集合の貸切バスで南三陸町へ。
◇作業は10時~15時まで。
◇帰りは、途中で休憩する道の駅で温泉に入りさっぱり出来ます。
◇仙台駅19時頃着、駅前のすし屋で三陸産の採れたての魚とお酒を頂きました。
◇20時30分頃発の新幹線にて東京へ。
(バスツアーは事前に申し込みをしないと乗れません)

このツアー、一週間前くらいであれば空いています。

作業内容・場所などは現地のニーズに合わせて決定しますが、
おおよそは瓦礫の撤去・清掃です。
その時々でキツイ作業・泥だらけの作業などもありますが
基本は与えられた作業の中で、自分が出来る事をやる事です。

中国軍が置いていったテントを設置しましたが、
説明書が中国語で苦労しました。

年齢層は、学生さんから私よりも上の方まで、いろいろです。
ツアーの中での男女の割合は半々、女性でも出来ることが沢山あります。


どのような事をやっているのか、
たまたま前回私が参加した地域の方がHPを開設されており、
日々沢山の写真を更新しているのでそこを見ていただくと、ボランティアの様子も少しわかると思います。

現地発着のバスツアーの参加費も地域でいろいろ。
岩手は参加費無料でタオルや飲み物も支給されましたが、福島・宮城は少し参加費が必要です。
これもそのツアーによっていろいろあるようです。

週末だけ、それも一日でも出来るので参加しやすくなっていると思います。
福島であれば新幹線日帰りが出来ます。



一つとても大切なことがあります。

あくまでも自己責任においての参加です。

実際のところは、いろいろ危険な部分もあります。
一番多いのが釘の踏み抜き、
私は長靴の側面に鋭利な金物が刺さり、穴が空きました。
幸い足にまでいかなかったので良かったのですが、
基本的には整備されていない、
瓦礫の中には危険な突起物も沢山あります。(セーフティーインソールは必需品)

破傷風の危険も何かに書かれていました。

場所によっては油やヘドロなどからの臭いも強烈であり、
決して衛生面はよくありません。(マスク・厚手のゴム手袋が必要)
また、報道などもされていますが有害物質が土砂の中に含まれている可能性もあります。
(参加者は全てボランティア保険に入らなければいけません)




それでも被災地は多くのボランティアを必要としています。

帰る家のある私たちは幸せ。


これからも月に1回程度、自分の予定に合わせて行くつもりです。
もっと詳しく聞きたい方は私に連絡をください。

また、人数が集まれば
現地の旅行会社から単独でバスツアーを組んでもらう事も可能です。




私個人の考えです。

チームスラロームとして
一度、みんなで力を合わせて行けたらいいなと思っています。

2011年6月  報告:asa