Column / コラム

各地で雪の便りが聞かれるスキーシーズンとなりました。
皆様におかれましては、初滑りに行きましたか?
私は、12月1日~4日まで北海道朝里スキー場にて行われたSAJブロック研修会に参加してきました。指導員研修会も始まっておりますが概略を私なりに述べたいと思います。

先ず、基本的には昨シーズンの内容と変わりはありません。
①滑りの形態のみを追うのではなく、繊細な体の使い方、内面的な筋力の使い方、スキーヤーの感覚が大切。
②基本ポジションからどのようにスキーを動かすか、体を動かすか、バランスを保持し滑走する状態のなかで如何にスキーの角を立てるか。
③上記を踏まえ、「滑りの速さが順次高まっていく流れ」を柱にして、その過程に現れる「動作とスキー操作の変化」を確認していくこと。つまり、中心軸感覚の動きが二軸感覚の動きに変わっていく。

以上の内容を踏まえスキーに操られるのではなくスキーヤーがスキーを自在に調整し現実的なスキー技術が生まれてきます。基礎スキーもレーシングも同じです。いろいろな状況条件に適応させ楽しいスキーをしましょう。

さて、今シーズンはトリノオリンピックが行われます。日本代表選手をみんなで応援しながら、今シーズンご自分でも技術のステップアップを計り怪我のないシーズンをお過ごし下さい。私自身も今シーズン行事でもりだくさんです。研修会・準指養講・準指検定・技術選等雪上にてお会いしましょう。

SAJブロック技術員
SAT教育本部専門員

濱 野  浩
2005-12月