Demo / 指導部  クラブ対抗戦報告

2007年3月2日

天候:ドピーカン  気温:最高11度   雪質:春のグサ雪

種目:フォーメーション、キロメーターランセ

選手:三好、諸岡、奥村(忍)、小林、きくち。
今回、東京都クラブ対抗戦・教育部では、フォーメーションに加え、新たな試みとしてキロメーターランセ(スピードスキー)を行いました。

本格的なキロメーターランセ(以下キロラン)は時速200キロをオーバーする過酷なレースですが、今回のクラブ対抗戦では、最大斜度19度という、優しいバーン設定で行われました。

本来、キロランというのは、ストックでこいだり勢いをつけたりしてはいけないのですが、今回は初めての試みという事もあり、ストックでこごうが、スケーティングをしようが何でもイイ!といった「早けりゃイイぜ方式」を採用。

私もこぎまくり、クローチング。なんと、軽量な私でも簡単に75キロを超えるスピード、思わず満面の笑みと恍惚の涎!私は女子最速をマークしたものの、2人にマクられ暫定3位。
そして期待の大物、スパイダー諸岡は、期待通りの高記録で男子トップ!続いて奥村(忍)が続く好成績。
二走一採ということで、もう一本は少しスタート位置をあげ、さらにスピードが出やすい状況に。しかし、それとは裏腹に雪質は悪くなる一方。
にも負けず、一本目で調子に乗った私は隣でSLに出場している浅見選手に長いストックを借りて出走。逆にこぎすぎてイマイチのスピード 84.3km/h。
続いて三好選手、やたらデカイ身体が空気抵抗を大きくしたか、イマイチ結果は出せなかったが、組別の1位。
そしてスパイダー諸岡は仰天の94km/h!続く奥村も89km/hと好成績を残し、フォーメーションへと続く。

しかしこの時点で完全燃焼してしまったスラロームチーム。小林選手のカツで何とか意識を取り戻す。

フォーメーションは自由演技と規制演技の二種目。
規制種目は、小回りに限定し、ショートターンの中でいかにリズム変化を見せるか、シンクロをみせるかが重要。
そこでスラロームチームは、スキー5年目の三好選手(男)を先頭にし、「とりあえず後ろがなんとかすればいっか方式」を採用。
三好選手が一定のリズムでしかも質の高いショートターンで好ゴール出来たのが大きな成果だった。
結果
スパイダー諸岡  男子総合 優勝!
奥村(忍)      男子総合 2位
きくち        女子総合 4位
三好         男子組別 1位
小林         女子組別 2位
フォーメーションはクラブ対抗のポイントにはならないのですが、とりあえず5位。

クラブ対抗・総合2位 という好成績を残し、来年もまたスピードスキーが種目として残されている事を祈ります!


レポート 菊池未帆